これまでに古典文学をベースにした現代劇を上演してきた劇団いまそかり。さんですが、 今回の作品はどのようなお話なんですか?
今回の作品のベースは、能や「平家物語」に登場する『源頼政の鵺退治』にまつわるエピソードになっています。
ひょんなことから現代の青年が平安時代へタイムスリップし、「源頼政」と名乗ることになり、怪物・鵺(ぬえ)を倒すように帝に命ぜられます。しかし、実は鵺の正体は…。
というあらすじで、「いまそかり。」流のコメディチックな史実無視の平家物語をお送りします。
今回畠山さんも出演されているということですが、演じる役どころについて教えてください。
青年がタイムスリップするきっかけをつくる、「時を支配するもの」、生首のひとりを演じます。
え!?生首ですか?(笑)
文字通り、生首です(笑)
過去、現在、未来と生首が3人出てきますが、私は「過去」を司る生首です。
怖そうな感じがしますが全然そんなことはなく、コミカルに場をかきみだしていく役割だと思っています。
目が離せない役どころですね。ズバリ今回の見どころを教えてください。
古典といいつつタップダンスを踊ります。舞あり殺陣あり。今までで一番華やかな舞台になるのではないでしょうか。
劇団いまそかり。にはどんなメンバーが所属されているんですか?
多摩美術大学や京都造形芸術大学の学生、明治学院東村山高校の演劇部OG、劇団スーパーエキセントリックシアター附属俳優養成所の卒業生などなど、主宰である有田があちこちで出会った人間が中心です。
最初はみな人見知りしていましたが、今ではすっかり仲良しです。
最後に、本番に向けて意気込みをどうぞ。
今回、作・演出を担当する有田早希が旗揚げ前に初めて書いた長編脚本のリメイク版にあたります。
同時に劇団2年目にして憧れの下北沢へ初進出。
思い入れもより一層強いです。
最高のキャスト、スタッフが集まりました。多くのお客様とご縁があることを願っています。
ありがとうございました。
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