虹創旅団は今年で旗揚げ1年目ということですが、劇団結成の経緯を教えてください。
結成は2012年7月7日、七夕です。
2010年に他の劇団で共同演出として招かれた田中と、そこにゲストとして出演した私と安達、照井が出会いました。集まって語り合っていくうちに、一緒に劇団を作って活動したいと思うようになりました。
特にその願望が強かった私たち3人の思いを受け取った田中が、その願いを叶えるように新劇団の結成を決意してくれました。
田中がやっていた劇団に所属していた雨雪芹野を加え、5人をオリジナルメンバーとして虹創旅団の旅が始まりました。
それぞれの熱い思いがこもった劇団なんですね。これまでにどんな作品を上演してきましたか?
ジブリ系のファンタジーとヴィジュアル系演劇を謳ったダークファンタジーを軸に上演しています。
旗揚げした2013年は団長田中円のオリジナル作品を2本と宮沢賢治原作の「グスコーブドリの伝記」、ヴィジュアル系演劇としてはオスカーワイルドの名作「サロメ」を上演しました。
清水さんが、演劇をはじめられたきっかけはなんですか?
大学で演劇サークルに所属したことがきっかけです。
当初はそのサークルの新歓コンパが楽しくて、軽い気持ちで参加を決め、しかも人前に出ることが得意ではなかったことから裏方として活動をする
つもりでした。
しかし、先輩方の公演を観ていく内に舞台に立ってみたいと思うようになり、役者としての活動を始めました。
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3月から杉並演劇祭参加作品として『わが家〜darling! darling!〜』が上演されますが、どんな作品ですか?
往年のソウルミュージックと共に送る、とある家族の物語です。
病に倒れこの世から去ってしまった父が3時間だけ生き返り、それをきっかけにそれぞれに悩みをもった3人の子供達がそれまで知ろうともしな
かった父の人生、そして死を目前に失踪した父の足取りを追いながらそれぞれにそして家族にとって大切なことに気付いていく。
心温まるエンターテインメントです!
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最後に今回の作品の見どころを教えてください。
往年のソウルミュージックが作品の随所に出てくることと登場人物それぞれが持つキャラクターの濃さですね!
ありがとうございました。
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